更新日;2024年1月29日
プログラムの内容は、今後変更となる場合がございます。
シンポジウム1
「多診療連携で挑む後腹膜・骨盤内肉腫の外科治療」
2月9日(金) 13:10~15:10 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
後腹膜・骨盤内肉腫に対する複数診療科の連携で行う外科治療に関する各専門施設・専門診療科の知識・経験を各演者よりご発表いただき、その上で総合討論として borderline resectable 症例における症例検討を行うことで、後腹膜・骨盤内肉腫の外科治療に関するコンセンサス形成を目標とする。
長期成績から考える後腹膜脂肪肉腫に対する治療戦略
当院での他科合同拡大手術への取り組み
当科における後腹膜肉腫及び骨盤内肉腫の治療経験
腫瘍整形外科医から見た後腹膜肉腫治療における診療連携
婦人科悪性腫瘍に対する後腹膜アプローチ術法
後腹膜腫瘍診療における“Onco-vascular surgery”の安全性および手術意義
シンポジウム2
「後腹膜肉腫治療のもう一つの選択肢:スペーサー留置併用粒子線治療」
2月9日(金) 15:20~16:50 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
切除ができない後腹膜肉腫に対し粒子線治療は選択肢の一つですが、腫瘍と腸管が広範囲に接している症例には適応が困難でした。そのような症例に対しスペーサー留置手術を併用することで安全で効果的な粒子線治療が行えるようになりました。今回は外科医から留置手技の発表もありますので、外科系の先生方のご参加もお待ちしております。
後腹膜腫瘍に対するスペーサー手術+粒子線治療成績と今後の課題
有効なスペーサー留置のための工夫と留意点(粒子線治療と外科的手術の双方の観点から)
後腹膜肉腫に対する重粒子線治療成績
後腹膜肉腫に対するスペーサー留置併用陽子線治療:現状と将来展望
シンポジウム3
「がんゲノム医療:骨軟部肉腫における分子標的治療と病理診断」
2月9日(金) 13:10~17:10 第2会場(4号館 3階 432)
がんゲノム医療の現状と骨軟部肉腫に対する分子標的治療薬の開発状況、および治療標的となる肉腫の病理像について議論する。
がんゲノム医療の現状
骨軟部肉腫のゲノム異常とエピゲノム異常
悪性骨軟部腫瘍(サルコーマ)における分子標的治療のトレンド・今後の新規薬剤開発の見通し
NTRKなどのキナーゼ融合を有する軟部間葉系腫瘍の病理診断
TRK阻害薬の臨床的有用性
SWI/SNF複合体因子欠失腫瘍の病理
悪性軟部腫瘍、骨腫瘍に対するEZH2阻害薬の期待
MDM2増幅を伴う肉腫の病理
肉腫に対するMDM2阻害薬の開発状況
シンポジウム4
「希少がんの視点から肉腫を考える」
2月10日(土) 15:00~17:00 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
肉腫を希少がんという視点でとらえ、その課題と解決への糸口を探る。
希少がんの視点から見た肉腫の診療と研究
当院のがん診療における希少がん・肉腫の頻度、肉腫の詳細の検討
―RareCare分類を用いた解析―
肉腫をはじめとする希少がん診療ネットワーク構築・相談支援の取り組み
日本希少がん患者会ネットワーク(RCJ)の立場から
肉腫と希少がんの治療開発(MASTER KEY Project)
希少がん対策ワーキンググループの経験から
シンポジウム5
「頭頸部・皮膚の肉腫におけるmulti-disciplinary approach」
2月10日(土) 15:00~17:00 第2会場(4号館 3階 432)
頭頸部・皮膚の肉腫についての知識のupdate
頭頸部や皮膚の肉腫の病理診断
本邦における頭頸部がん領域の肉腫の疫学
頭頸部・皮膚の肉腫の薬物療法
頭頸部肉腫・皮膚肉腫に対する放射線治療
頭頸部肉腫の手術療法
頭頸部肉腫の外科的切除に伴う再建手術
「集学的治療を要した肉腫患者についてのcase conference」
2月10日(土) 13:20~14:50 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
診断・治療に苦慮した肉腫症例について、multidisciplinaryに議論し、情報を共有する。
診断・治療に苦慮した神経線維腫症I型患者に生じた傍脊椎腫瘍の悪性転化の1例
症例検討: 左右腎静脈合流部下大静脈に浸潤した平滑筋肉腫の1例
術前化学療法後に切除し得た脊椎浸潤を有する後腹膜原発脱分化型脂肪肉腫の一例
「見放されたと感じる患者をなくすために
院内、院外での連携、情報共有のあり方を考える
~希少で難しい肉腫の症例に出会ったとき、切除不能な患者さんに出会った場合、どうしていますか?~」
2月10日(土) 9:40~11:10 第2会場(4号館 3階 432)
日頃「うちの病院では手術の経験がないので対応できない」「臓器を巻き込んでいるので手術はできない」「もう治療方法がない」のような医師の言葉や対応により、見放されたと感じ、色々と他の病院を探す患者さん、自由診療など別の方向に進んでいく患者さんなど、病院を転々とするがん難民といえる肉腫患者さんと出会うことが少なからずある。
このセッションでは、最終的には見放されたと感じる患者さんがいなくなるよう、個々の患者さんに対し最適な案内やコミュニケーションがとれているか、院内や病院間の連携、情報共有のあり方を医師・相談員など異なる立場で日頃感じている課題や現状を共有しながら、皆で解決策を探していきたい。
見放されたと感じる肉腫患者をなくすために:腫瘍内科の見地から
緩和ケア中心の医療が必要な患者さんへの対応
緩和ケア中心の医療が必要な患者さんへの対応
MSWの視点から
肉腫患者さんを支える地域医療体制構築のための課題
「診断」
2月9日(金) 13:10~14:10 第3会場(4号館 3階 431)
肉腫診療に必要となる基礎医学の知識から、病理、診断、治療まで一通り学びます。
病理診断:間葉系腫瘍の組織診断
肉腫の画像診断に必要となる基礎的知識
「局所治療」
2月9日(金) 14:10~15:10 第3会場(4号館 3階 431)
肉腫に対する外科治療
肉腫の放射線治療
「全身治療」
2月9日(金) 15:20~16:20 第3会場(4号館 3階 431)
骨軟部腫瘍に対する薬物療法
小児・思春期に好発する肉腫の全身治療
「部位別治療」
2月9日(金) 16:20~17:20 第3会場(4号館 3階 431)
後腹膜肉腫診療におけるエビデンス
がんロコモ診療のために知っておきたい新しい骨転移マネージメント
「あなたの治療、どう選ばれる?診療ガイドラインの基礎と次世代がんプロフェッショナルの挑戦」
2月10日(土) 13:20~14:50 第2会場(4号館 3階 432)
共催:東海がん専門医療人材養成プラン
診療ガイドラインと教科書の違いはなんでしょうか。診療ガイドラインはどのように作られるのでしょうか。クイズ形式も取り入れながら、診療ガイドラインの初心者にもわかりやすいようにご講演いただきます。世界のサルコーマ診療ガイドラインについて批判的な吟味も行います。なお、本セミナーは「東海がん専門医療人材養成プラン」(東海がんプロ)との共催セミナーです。
ランチョンセミナー1
「悪性軟部腫瘍の妊孕性温存と薬物治療戦略を考える」
2月9日(金) 12:00~13:00 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
共催:エーザイ株式会社
AYA世代悪性軟部腫瘍患者に対する妊孕性温存
ランチタイムに最適な進行悪性軟部腫瘍の薬物治療のお話
-ガイドラインの記載と、最近私が興味を持っているテーマを踏まえて-
ランチョンセミナー2
「がん遺伝子パネル検査」
2月9日(金) 12:00~13:00 第2会場(4号館 3階 432)
共催:コニカミノルタREALM株式会社
GenMineTOPの特徴と当院での使用経験
日米のがんゲノムプロファイリング検査の現状およびそのデータの利活用による骨軟部肉腫の病態解明から治療標的の探索
ランチョンセミナー3
「希少がん「肉腫」治療への診療科を超えた取り組み」
2月9日(金) 12:00~13:00 第3会場(4号館 3階 431)
共催:大鵬薬品工業株式会社
ランチョンセミナー4
悪性軟部腫瘍の診断(画像/病理)
2月10日(土) 11:30~12:30 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
共催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 医薬開発本部
悪性軟部腫瘍の画像診断
悪性軟部腫瘍の病理診断
ランチョンセミナー5
「肉腫のゲノム医療と個別化治療の実際」
2月10日(土) 11:30~12:30 第2会場(4号館 3階 432)
共催:バイエル薬品株式会社
ランチョンセミナー6
「神経線維腫症1型(NF1)/叢状神経線維腫(Plexiform Neurofibroma)における多診療科連携による治療戦略」
2月10日(土) 11:30~12:30 第3会場(4号館 3階 431)
共催:アレクシオンファーマ合同会社 メディカルアフェアーズ本部
神経線維腫症1型における多診療科連携による手術治療戦略
神経線維腫症1型における多診療科連携による診断と治療戦略
「切除困難な後腹膜腫瘍に対する治療戦略ー吸収性スぺーサーの使用経験ー」
2月10日(土) 9:40~10:40 第1会場(4号館 1階 白鳥ホール 南)
共催:アルフレッサ ファーマ株式会社
後腹膜腫瘍に対するスペーサー手術+粒子線治療 (Space-making particle therapy)の現状と今後の展望
根治切除不能骨盤内・後腹膜肉腫に対する放射線治療用吸収性スペーサ留置術の要点